たまには読書でも

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日本人必読の名著

 こんにちは

 昨日はテレビで天皇の即位パレードを見ていました。すごい人のようでしたね。

折角行ったのに見られなかった人たちも大勢いるみたいでしたね。でも、テレビで見るのとは違い空気感は感じられたのではないでしょうか。そして、警護に奮闘された皇宮警察及び警察の方々もお疲れさまでした。何事もなくてよかったですね。

 

 今回は本田静六氏の『私の財産告白』をちょっと語ってみたいと思います。

 本田静六氏は、1866年に埼玉に生まれ、後に植林、造園、産業振興など多方面で活躍し明治神宮の造林などの業績を残してる方です。そして、独自の生活哲学を実践して莫大な財産を築いた方でもあります。

 

 まずこの本に書いてる事は現代でも通じる当たり前の事が書いてあります。

  「貧すれば鈍する」という、人は貧乏してくると自分自身が苦しいだけでなく、義理をかき、人情をかき、したがって恥をかく俗にいう「三カク」になってくるという。

 人はどこかで貧乏しなければならないなら、若いうちにしたほうがいい。

 本田静六氏は給料の四分の一を貯蓄し、そして投資。

 

 これは、現代でももちろん通用することではないかと思います。しかし、貯蓄はともかく投資となると尻込みする人は多いと思います。でも、今の銀行の利率を見ると0.2%ととても預けておいても微々たる利子しか付きません。投資は仕方さえ間違わなければ銀行より利率はいいと思います。

 

 本田氏は貯金で雪だるまの芯を作り投資で大きくしていったみたいです。あくまで投機ではなく投資でを強調されてます。

 

 貯金で増やせた時代もあったようですが、今は預貯金だけでは目に見えて増えることはないと思われます。政府もNISA(非課税投資)などを導入などしてるみたいなのでこの先預貯金の利率がそれほで期待はできないのではと思います。

 

 但し、投資で私も含め素人がやるには原則「卵はひとつのザルに入れるな」です。

投資の世界では有名な言葉のようで、株を買う時は一点集中ではなく分散して買ったほうが安全ですよということみたいです。この本で本田氏も言ってます。

 

 とにかく、収入が支出を上回る仕組みを作るように家計を見直さないと、芯の預貯金ができないと本末転倒ですので。

 

 『私の財産告白』は、当たり前の事が書いているようで、当たり前の事ができないでいる自分にとって痛烈に刺さりました。もっと早く出会っておきたかった名著です。

 

 若い人達に読んでもらいたいし、中学生、高校生の子供がおられる方はお子さんに是非勧めて上げて欲しい一冊です。

 

 年がいってる方は…「なんで自分は当たり前の事をできなかったんだろう」と反省してみてください。

 

最高の人生哲学書です。