たまには読書でも

いろいろ綴ります

児童文学の秘密の花園への扉

 

こんにちは

 

今日は昨日とは一変して青空が広がってます。

この時期の快晴はとても気持ちがいいです。

まさしく小春日和ですよね。とっても温かいです。

 

こんな時休日なら外に出て自然の中を散歩すると気持ちがいいでしょうね。

小川のせせらぎを聞きながら紅葉狩りなんて最高じゃないですか?

想像しただけで仕事休んでしまいそう。

 

今日は『秘密の花園』を呟きたいと思います。

また少女小説かと言わないでください。

少女小説には優しさを教えてもらえるんです。

 

 『秘密の花園』  フランシス・ホジソン・バーネット 1849~1924 

イギリス マンチェスター生まれ。

幼くして父を亡くし、家族とともにアメリカに移住する。

1886年に、次男をモデルにした『小公子』、続く『小公女』で成功をおさめて、1905

年『秘密の花園』で名声を不動のものにする。

新潮文庫の訳は畔柳和代です。

 

主人公のメアリは顔色が悪く愛想のない偏屈者の少女。

突然父母を亡くして親戚の家に引き取られる。

その親戚は超が付くぐらいの大金持ちで百部屋はあろうかと思うぐらいの豪邸に住ん

でいる。

 

そこでメアリは、鍵の掛かった庭を見つける。鍵を見つけたメアリはその庭を自分の

好みの庭にしたいと思う。

メアリの世話係のマーサの弟で鳥と話せ草木の世話にくわしいディコンという少年と

荒れた庭をキレイに整えていく。

 

そこにもう一人、家の部屋に存在を隠されていメアリのいとこのコリンが加わり三人で

球根を植えたり花の種を蒔いたり毎日のように秘密の花園の世話をします。

痩せて顔色も悪かったメアリも日に日に体型もふっくらと顔色も良くなってきます。

 

歩けないと言って歩こうとしなかった車椅子のコリンも自分の足で立って花園の整備に専念するようになる。

 

花園を見つけてからどんどん変わっていくメアリ、全然偏屈者なんかではない。素直で

純粋なんだと思う。自分の気持に正直な人は他人から見れば偏屈者なのかもしれない…。

 

メアリ達がいる庭が気になって、イギリスの庭を調べてみました。

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日本の庭とは全然違いますね。

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日本の庭はどちらかと云うと観て楽しむ感じがします。山水画的な感じです。

イギリスの庭は歩いて体感すりる感じがします。フランスのベルサイユ宮殿の庭みたいな感じですよね。

 

どちらがいいかは人それぞれでしょうが、メアリたちが居そうなのはやはりイギリスの庭、ガーデンでしょうね。

 

いろいろな花が咲き小鳥がさえずる、想像しただけで清々しい風が吹いて木の葉のざわめき、花の香り、土の匂いがしてきそうです。

 

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まるでメアリやコリンになったつもりで天気のいい日にそんな中を歩いてみたいですね。

 

バーネットは幼い時に観た庭を思い出しながら『秘密の花園』を書いたのかもしれませんね。

 

とても素敵な風景が想像できる、とても素敵な物語でした。

 

 

 

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