たまには読書でも

いろいろ綴ります

東北には伊達政宗以外にも強い武将はいたのだ

あまり知られていない東北地方の歴史。

そんな中、私が興味を持ったのが九戸政実の乱を題材にした高橋克彦の小説『天を衝く』である。

なぜ興味を持ったかというと、隆 慶一郎の『一夢庵風流記』の中にほんのちょっと九戸政実の乱のことが出てきただけなのだが、それがどうにも気になったからだ。

九戸政実という名前は知ってしたが、どういう人なのかは全く知らなかったのでネットで調べてみた。

簡単いえば秀吉の政治に異を唱えて最後まで戦い抜いた武将である。

最後は投降して斬首になってしまうが、最後まで武人であった人。

 

南部最強で九戸党棟梁の九戸政実の戦の爽快さ、読んでいてワクワクしてくる。

戦の先の先を読んで敵の裏の裏を掻く戦略、三国志なら諸葛亮の頭脳に関羽の強さを兼ね備えている。

次が気になって途中で止めるのが難しいくらいに面白い。

中盤くらいから読み終わるのがもったいないし、結末を知っているから読んでいくのが辛くなってくる。多分もう完全に九戸政実に惚れてしまっているのだろう。

全3巻あるが全然長く感じなかった。

作者の高橋克彦も最後をあまり悲惨にはしなかったのが幾分救われた。

高橋克彦の東北三部作、順番的には最後の作品になるのだが、もしかしてこれが一番おもしろいのではって思えるほどだった。

この後東北三部作全部を読んでみようと思っている。

東北の歴史を知らなければ征夷大将軍の意味を知ることはないだろう。

 

人喰い熊の恐怖

里に出没する熊が増えてきた今だから読んでおきたい一冊。

 

熊に襲われて怪我した人、亡くなった人の報道をきくと怖いと思う気持ちと、なかなか共存は難しいことを実感する。

 

過去に六人もの人が犠牲になった熊の事件があった。

この事件を描いたのが熊嵐だ。

 

 

北海道で起きた事件、もちろんヒグマによるものだ。

 

本州の月の輪熊と比べると、体長は大きいものだと倍ぐらいあるものもいるらしい。

 

新しく開拓された小さな集落で6人もの人が犠牲になった。

 

すべて女性。

なぜ女性ばかり狙うのか?

 

まだ電気もろくに無かった時代の暗闇におそってくる巨大なヒグマの恐怖、想像してみて欲しい。

 

どこに逃げたらいいのか、どこに隠れればいいのか、この恐怖から逃れるには熊のを退治するしかない。

 

しかし、たのみの警察も、いつもは鉄砲自慢してた男衆も巨大な熊を目の当たりにして、怖じ気付くは鉄砲は日頃の手入れを怠っていたため肝心なときに不発、とたよりにならない。

 

もうあの男に頼むしかない、嫌われものだが熊の狩りには手練れの猟師。

 

この老練な猟師は巨大な羆を倒せるだろうか。

 

この実話は小説よりも怖いが、読み始めると一気に読めてしまうくらい引き込まれる。

 

現代でも十分に起こり得る。

 

自分の身におこったら、と考えると恐怖以外のなにものでもないだろう。

 

本州にはヒグマはいないが、月の輪熊でも十分に怖い。

 

熊に襲われた事件は毎年多数報告されてる。

熊との共存はなかなか難しいようだ。

 

あなたなら熊に遭遇したらどうしますか?

遭遇した時の対処法は書いてないが、へたなホラー小説よりは十分に怖い。

 

 

 

 

 

 

 

雲のすき間から光の帯

仕事の帰り道、西の空が放射状に光を放っていた。

 

雲のすき間から地上に射すのはよく見るが、空に放射状に広がる光はあまり見ないので、ちょっと

得した気分だった。

 

雲のすき間や、木漏れ日はまるで神様でも降臨するんじゃないか、と思うくらい神秘的に感じる。

 

天使のはしごともいうらしいが正式名は薄明光線。

 「雲間から舞降りる天使のはしご」の写真

天使のはしご、まるでこれからいいことが

おこるようでいい感じがする。

 

たまに空を見上げてみると今までみたことも

ないような自然現象がみられて、いいことが

起こるようなちょっとウキウキした気分に

なれる。

 

児童文学から学べること

子供を優しくて思いやりがあって、みんなに好かれるような子供に育てたいと思いませんか?

 

児童文学はもちろん子供が読む本である。

しかし、児童文学は大人が学べることのほうが多いのではないだろうか。

 

自分が感情移入して楽しむことはもちろん、自分の子供にすすめたり、子供にすすめられたりしながら児童文学にふれていけば、学べることはたくさんある。

 

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あなたの時間は大丈夫?

本を読む人が少なくなってきている昨今、小学生のころは結構いろいろ読んだなあ、というひとが多いのではないでしょうか。

 

小学生のころ読んだ本、以外におぼえていませんか?。

子供のころのほうが、想像力が豊かだったような気がする。

 

本が好きになるか嫌いになるかは、子供のころに最初に出会う本で分かれるかもしれない。

 

最初に読んだ本が面白いと思うと、読書好きな子供になるし、つまらないなと思うと次を読もうとは思わなくなるのではないか。

 

ミヒャエル・エンデ   『モモ』

 

ある町の廃墟の劇場に住むようになった少女モモ、どこから来たのか、歳はいくつなのか、誰も知らない。

しかし、町の人々はそんなことは気にしないし、嫌なことがあってもモモのところにきてモモに話すと、大人も子供も気分が晴れて楽しくなった。

 

だからモモのところにはいつもだれかがたずねてくる。

とくに、子供たちはモモのところにきて遊ぶことが大好きだった。

 

そんなある時、町に灰色の男たちがあらわれた。

時間貯蓄銀行と名乗る男たちは、町の大人たちから灰色の男たちがムダな時間という時間をうばっていく。

人と話す時間、昼寝する時間、音楽を聴く時間、仕事以外の時間をことごとくうばっていった。

 

そして、灰色の男はモモのところにまですがたをあらわした。

モモは、灰色の男たちの計画を知ったのだ。

 

モモは、町の子供たちと協力して大人たちに灰色の男たちの計画を知らせようとしたが、大人たちは誰もきいてくれなかった。

 

そんな時、一匹のカメがモモの前にあらわれる。

 

このカメはモモの味方なのか、そしてモモは町の人々の時間をとりもどすことができるか・・・・・。

NHKの100分で名著でもとりあげられたミヒャエル・エンデの『モモ』、子供のころ読んだことがある人も、まだ読んだことがない人も、大人にこそ読んで欲しいストーリーだ。

 

もちろん子供がたちが読めばハラハラ、ドキドキがとまらないはず。

 

本を読む時間もないという大人の方、あなたの時間、もしかしたら盗まれてるかもしれない・・・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

認知症に朗報

こんにちは

 

暖かい冬ですね。

新型肺炎が流行の兆しです。水際対策しっかりお願いしたいですね。

 

カマンベールチーズで認知症の予防ができるらしい。

そんな記事を新聞でみつけた。

 

東京都健康長寿医療センターと明治などの共同研究グループが発表した。

ワインやビールのつまみによく合うカマンベールチーズが認知症予防になる可能性が

あるらしい。

 

認知機能が低下するとBDNF(脳由来神経栄養因子)というタンパク質の血中濃度

減ることが知られているが、カマンベールを食べることで上昇したらしい。

今回、70歳以上の女性71人を対象に実験を実施。

 

71人を無作為に2グループに分けて、1グループにカマンベールチーズを、もう1グ

ープにモッツアレラチーズを一日30グラムずつを3ヶ月間食べ続けてもらい、血液中

のBDNF濃度を測定、食べない期間3ヶ月おいてグループを入れ替えて再び同じ実験を

実施。

 

結果、カマンベールチーズを食べたグループのBDNFが6.18%増えたのに対してモッツアレラチーズを食べたグループのBDNFは2.66%減った。

「今回の結果で認知機能低下抑制、ひいては認知症予防の可能性が強く示唆された」と

説明した。

 

また、センターの研究部長の金憲経は「運動できないほど体力が低下した人でも、カマンベールチーズを食べれば改善が期待できそうだ」と話す。

 

使ったカマンベールチーズとモッツアレラチーズは、エネルギー、タンパク質、脂質、

炭水化物の量はほぼ同じだが、カマンベールチーズは白カビによって発酵する過程で

アミノイドβを除去する免疫細胞の働きを促すオレアミドが、モッツアレラチーズの

10倍以上作られることがわかった。

 

ただ、チーズそのものが脂質が多いので食べ過ぎは禁物、適切な量の摂取と運動が

効果的と話している。

 

これからどんどん進む高齢化社会にとっては明るいニュースだ。

認知症は、本人もだが周りの人達も辛い思いをする。認知症にはなりたくないしなって

もらいたくない。

 

このような研究、認知症だけではなく他の病気に関してもどんどん進めて欲しいし、

結果もどんどん発表していってもらいたい。

 


 

胃腸を強くする

こんにちは

 

人間はちくわだった。

ちょっと驚きますよね。

でも、読んでみるとなるほどそうかもしれないと思ってしまうんです。

 

そんな本が『胃腸を最速で強くする』です。

人間の体はほぼ管で出来ている、これも衝撃的です。

これも本を読んでいくと納得できると思います。

 

人間の体、人間に限らず生き物全般的にいえるかもしれないが、口から肛門まで一本

の管で出来ている。口から食道、胃、十二指腸、盲腸、小腸、大腸、直腸、肛門と一本

の管でできているところから著者は人間の体はちくわだと言っている。

 

今まで考えてもみなかったが、確かにそう言われてみるとそうかもしれない。

クネクネ曲がってはいるけど確かに一本の管でできてると言えるだろう。

そして、管はそれだけじゃない。体中に張り巡らされてる血管、これも管だし、気管も

管だ。まさしく管でできていると言ってもいいのかもしれない。

 

その管である胃腸を強くするにはどうすればいいのか。

早速読み始めると、中盤までは管一つひとつの役割についての説明が綴られついる。

知ってるってこともあればなるほどって関心するところもある。

たとえば、お腹が空くとグーってなるのは胃が収縮することでなるらしい、しかし何故

空腹で胃に何もないのに胃が収縮するのかはまだわかってはいないみたいですが、次の

食事のための準備のために胃の中を掃除してるのではないかと云われてるみたいだ。

 

そこで、わたしは思い当たることがある。

空腹にすることで健康になるあの本のことを思い出した。

胃が中が空になってからさらに食べ物のカスやら剥がれ落ちた粘膜などをきれいに掃除

しているとなると、キレイにする前に次の食べ物が次々と送り込まれたらどんどん汚て

いくだけだ。

 

たとえばシンク周りをキレイにしないで使っていると汚れがついたところが次第に傷ん

でくるのと同じなのかもしれない。

 

やはり胃の中は空にしてキレイに掃除してもらってから使うようにしたほうがいいので

はないかと思える。

 

『空腹こそが最強のクスリ』はやはり間違いないことが立証できたような気がした。

 

脂っこいものを食べると胃がもたれるのは、脂肪を消化するのには時間がかかるから

だ。

腸内環境を整えるにはヨーグルトよりも食物繊維を多く取ったほうがいい。

また脂肪を含む食品を多くとると大腸癌になりやすい。

 

アルコール度数の高いお酒は食道がんや喉のがんになりやすくなるので、アルコール度

数の高いお酒はストレートではなく割って飲むようにしたほうがいい。

 

胃が弱ってる時は、脂肪が多い食べ物や食物繊維多い食べ物は回復するまでは控えたほ

うがいい。たとえば、脂肪の多い肉と魚、食物繊維の多いキノコや野菜など。

 

あまり胃腸が強くないと思う人は一読の価値がある。

以外に気が付かないで胃腸に負担をかけている可能性がある。

臓器の働きも知ることができるし、胃腸に対してして悪いこと良いことは知っておくべ

きではないだろうか。