たまには読書でも

いろいろ綴ります

あなたの時間は大丈夫?

本を読む人が少なくなってきている昨今、小学生のころは結構いろいろ読んだなあ、というひとが多いのではないでしょうか。

 

小学生のころ読んだ本、以外におぼえていませんか?。

子供のころのほうが、想像力が豊かだったような気がする。

 

本が好きになるか嫌いになるかは、子供のころに最初に出会う本で分かれるかもしれない。

 

最初に読んだ本が面白いと思うと、読書好きな子供になるし、つまらないなと思うと次を読もうとは思わなくなるのではないか。

 

ミヒャエル・エンデ   『モモ』

 

ある町の廃墟の劇場に住むようになった少女モモ、どこから来たのか、歳はいくつなのか、誰も知らない。

しかし、町の人々はそんなことは気にしないし、嫌なことがあってもモモのところにきてモモに話すと、大人も子供も気分が晴れて楽しくなった。

 

だからモモのところにはいつもだれかがたずねてくる。

とくに、子供たちはモモのところにきて遊ぶことが大好きだった。

 

そんなある時、町に灰色の男たちがあらわれた。

時間貯蓄銀行と名乗る男たちは、町の大人たちから灰色の男たちがムダな時間という時間をうばっていく。

人と話す時間、昼寝する時間、音楽を聴く時間、仕事以外の時間をことごとくうばっていった。

 

そして、灰色の男はモモのところにまですがたをあらわした。

モモは、灰色の男たちの計画を知ったのだ。

 

モモは、町の子供たちと協力して大人たちに灰色の男たちの計画を知らせようとしたが、大人たちは誰もきいてくれなかった。

 

そんな時、一匹のカメがモモの前にあらわれる。

 

このカメはモモの味方なのか、そしてモモは町の人々の時間をとりもどすことができるか・・・・・。

NHKの100分で名著でもとりあげられたミヒャエル・エンデの『モモ』、子供のころ読んだことがある人も、まだ読んだことがない人も、大人にこそ読んで欲しいストーリーだ。

 

もちろん子供がたちが読めばハラハラ、ドキドキがとまらないはず。

 

本を読む時間もないという大人の方、あなたの時間、もしかしたら盗まれてるかもしれない・・・・・